DJ♥ネグリジェのバカサガ PART 12

PART12は前回に引き続き、2step/UKガラージの人気が頂点に達した2001年夏をリワインドする「俺たちのセカンド・サマー・オブ・ラヴ(以下SSOL)!(後編)」です。

※記載事項に間違いがありましたらどしどしご指摘ください。

大阪でもとうとう火の手が上がった。今度こそ、この夏こそ2step人気が爆発するぞ!俺はそんな手応えをつかんで、付き人のOSUGEEEとともに帰りも鈍行で浜松まで帰った。その直後の2001年7月18日、遂に日本初の2stepアルバム、ajapai『CHEERS!』がリリースされた。

GOSHIP_Vamp 本場のMC DT/SPARKS&KIE、国内ではverbal(m-flo)等が参加。日本人離れした完成度の高さ。MC的にかなり勉強になった。

同作のリリースパーティーが浜松プラネットカフェで行われることなった。その経緯は前にツイった通り。俺はこのパーティーに全国の2step DJを招き、B2B形式でプレイしてもらうことにした。2step版一曲入魂だ。

もうひとつ、OKI-2STEPと相談して、浜松の翌日に静岡でも2stepのパーティーが開催できるよう互いの日程を調整した。2step2days。単なる語呂合わせだが、自分ではなかなかいい思いつきだと思った。日程は浜松が7月27日(金)、静岡が28日(土)に決まった。

浜松でのajapai(以下森さん)のリリースパーティーは「THE PARTY in SeX」と銘打って開催された。互いのレギュラーパーティー名を並べたわけだが、俺は最初この案を森さんサイドにぶつける時、ちょっとドキドキした。こういう場合、リリパの方を前面に出すのが常識だからだ。

しかし、森さんサイドからは意外なほどすんなりOKが出た。森さんもこのパーティーの意義をよく理解してくれていたのだ。俺は大切なことを忘れていた。森さんはただ書き込みをしないだけで、ずっと前から俺たちと同じ「リワインズ」の住人だったことを。

森さんのアルバムリリースをトリガーにして、浜松と静岡で全国の2step DJがそれまで溜まりに溜まったうっぷんを爆発させる…じゃなくて、今度こそ2step人気を本場のUK並みに大爆発させる。俺のこの目論みは当たったとも言えるし外れたとも言える。とりあえずパーティーは盛り上がった。

浜松での動員はそれまでのステステ/SeXを上回ったし、森さんと全国の2step DJが顔を合わせるという歴史的な場にもなった。静岡の「CALL!! 2step Summer Special」も春を上回る盛り上がりだった。最後はLonyo「Summer Of Love」の大合唱だったっけ。

はい、ここでまたテストに出るUKガラージクラシック。Lonyo & Comme Ci Comme Ca「Summer Of Love」
(2000年)。これ聴いて何も感じない人は多分俺とは寝れないw



>じゃあ俺と寝れるなw RT @mau_biotable: @djnegligee ロンヨのサマーオブラヴ、いつ聴いても胸がいっぱいになれる。大好き。

>やったあ!マチャさんに抱いてもらえる!w RT @machanakamura: 本当にいい曲だよね。キュンキュンくるね。音源持ってないから欲しい。RT @mau_biotable @djnegligee ロンヨのサマーオブラヴ、いつ聴いても胸がいっぱいになれる。大好き。

あの2daysでは、eraguruさんと静岡から俺の車で浜松へ戻る途中、東名のPAでeraguruの名前の由来を尋ねたことを妙に覚えている。尋ねたのは覚えてるんだけど、答えが何だったかは覚えてない!え?っと、え?と、Frank Zappaでしたっけ?大汗

eraguru @djnegligee ザッパ惜しい!ビーフハートの曲名ela guru+breakbeat eraデス。

dx4649 XTCもカバーしてたね。RT @eraguru: @djnegligee ザッパ惜しい!ビーフハートの曲名ela guru+breakbeat eraデス。w

その時、eraguruさんと俺は2日連チャンでのDJの疲れとパーティーの熱狂の余韻とで、まさに祭りのあと状態だった。心地よい充実感を覚えつつ、でもどこかで物足りなさを感じていた。俺たちが雑誌やネットでw見聞きしたロンドンやアヤナパの熱狂にはまだほど遠い気がした。

その頃、俺は2stepにどっぷり浸かりながら、4 to the floor(4 2 Da Floorとも、以下フォーツー)という音楽が気になりだしていた。フォーツーは、当時4つ打ちの2stepなどとも形容された。だが待て、これは変だぞ。4つ打ちじゃないから2stepなのに!

だからこれは2stepの元になったスピードガラージが2stepを通過し、2stepと同じBPMまでピッチを上げたものと考えた方が理解しやすいかな。日本では2001年の春頃、雑誌『GROOVE』の対談で(またしても)テイさんが初めて紹介したと思う。

対談の中でテイさんは「俺は最近はフォーツーばっかり」みたいなことを発言していた。ところがこっちはその頃、まだまだ2stepど真ん中、パーティーはこれからが正念場ってとこだったから、さして気にも止めなかった。そもそも4つ打ちなんかかけたら、2stepに転向した意味がなかった。

それが数ヶ月後にはやたら気になりだすんだから、俺の尻軽ぷっりも大したもんだな。でも、他の2step DJたちもTodd Edwardsあたりは、みんな普通に買ってたはずだ。Todd先生はいまでも現役バリバリですが、芸風が当時とまったく変わってない。でもワンパターン・アコガレ、みたいな。

ともあれ、俺はフォーツーの出現により、2stepやフォーツー、そしてその親に当たるスピガラが、みんなUKガラージという名のひとつ屋根の下に暮らす家族であることを知る。それまでは、2stepの出現によりスピガラは廃れ、UKガラージ=2stepになるとばかり思い込んでいたのだ。

この頃になると、お皿はもうUKのネット通販で買ってたのかな。JunoやCity Sounds、あとは、えっ!ダブステップの発祥地なの?といま知ったBig Apple Recordsもあったな。東京、名古屋、大阪のDJたちはもっと早い時期からUKで買ってたから、ようやく彼らとの時差が埋まった気がした。

>あと、忘れちゃいけないのがChemical Records。当時UKガラージに強かったレコ屋ご三家と言えば、Juno、Chemical、City Sounds。そこでも見つからなければ、Big AppleかHard to Find Recordsに飛ぶ、といった感じだった。

でも当時のネット環境なんて、いまに比べたら貧弱なもんで、うちはADSLも引いてなかったし、そもそもマシンが90年代に出た第1世代のパワーマッキントッシュという年期ものだった。当然、試聴もできなかったから、店のチャートなどを参考にして買うしかなかった。ハズレも山のように引いたな

話を2001年の夏に戻そう。「俺たちのSSOL!」はまだまだ終わっちゃいないのだ。8月10月(金)には「GARAGEEE」の4発目があった。この時は「ZEN」のDJだったDAIKENと一緒にJB'Sへ向かった。ジャンベ奏者としてDAIKENに声がかかっていたのだ。

DAIKENは後にセコンドで奥さんのROMIとともに「FULL SMOKE」というサイトランスのパーティーを立ち上げ、全国のシーンにその名を轟かす。だがそれ以前はドラムンのDJで2stepにも好意的だった。この時の「GARAGEEE」のフロアにはパーカッションがフィーチャーされていた。

ただでさえ豪華なDJ、MC陣に加え今度は華やかなパーカッション隊。繰り返すが、いったいどんだけモテれば気が済むんだ!という感じだった。ふてくされた俺はなぜか出入り自由なVIPルームに閉じこもったwこの上ライヴなんかやった日にはぶっ殺すぞと思ったら、本当に次回やりやがったw

>俺がnobodyknowsのg-tonと初めて話したのは、確かこの8月の「GARAGEEE」の時。俺がPublic EnemyのTシャツを着てたら、トイレで連れションになったg-tonが「ブリング・ザ・ノ?イズ♪」って話しかけてきたんだ。

>いや正確には歌いかけてきたのか。俺も機転をきかせて「ターリラ!(Turn it up!)」って返せばよかったな。その時俺が着てたTシャツは、残念ながら最近マーシー関係の報道で話題になったヤツとは別ヴァージョン。

お盆休みには、eraguruさんとTANNY-Dさんが何かのパーティーで上京し、その行きだったか帰りだったかに浜松で途中下車して、OSUGEEEの店に入荷したリレントレスの2枚組コンピを受け取るという一幕もあったな。俺もその場にいたんだが、あれは一体なんだったんだろう?

>eraguru タニーDと18切符で東京行ったのも、オスギの店に行ったのも覚えてるんですが、肝心の東京に何しに行ったのかはすっかり忘れちゃってます。DもTwitterやってれば、教えてくれたかも。w

8月にはもうひとつ大きなイヴェントが予定されていた。Battleクルーの今井さんとRikiさんが中心となり、神奈川県辻堂のSPUTNIKという店でパーティーを企画したのだ。海沿いでしかも昼間スタート。これはまさに日本のアヤナパじゃないか!日本中の2step DJが集結することになった。

浜松からはHuckaさんと俺が行くことになった。DJとして呼ばれたのか遊びに行くだけだったか、そのへんの記憶は曖昧だ。Kooketsuとアンタマも一緒に行く予定だったかも。なぜか、Huckaさんがスゴく楽しみにしていたな。もちろん俺も「俺たちのSSOL!を締めくくるのはこれしかない!」と思っていた。

しかし、このパーティーは幻に終わった。台風が湘南を直撃したのだ。中止が決まったのは前日だったか。今井さんから携帯に連絡をもらったのかな。残念だったが、誰より無念だったのは今井さんとRikiさんだったろう。こうして2001年夏「俺たちのSSOL!」はちょっとほろ苦く幕を閉じた。

最後にもう1曲。今井さんとRikiさんって言うと、俺はいつもこの曲を思い出す。日本中のDJがプレイした大クラシックだけど、俺の中ではBattleクルーが一番似合ってた。Agent X「Decoy」(2001年)。



(つづく)

CHEERS!
CHEERS!
ajapai

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