DJ♥ネグリジェのバカサガ PART13

PART13は2001年秋浜松のクラブシーンを揺るがしたある出来事(大げさ)、そして一気に多様化し始めたUKガラージシーンの様子をリワインドします。

※記載事項に間違いがありましたらどしどしご指摘ください。

前回は2001年夏「俺たちのセカンド・サマー・オブ・ラヴ!」の終焉までをリワインドした。実はこっから先、同年9月以降の「リワインズ」のパーティー情報のページが見つからないんで、ほとんど俺のあてにならない記憶だけをもとに呟くことになる。超怪しい。

とりあえず、8月24日(金)にはSeX@浜松プラネットカフェがあった。やってたんかいっ!というくらい記憶がない。この頃のSeXはレギュラー開催の時はノルマをぎりぎりクリアするくらいの低空飛行だった。

俺の記憶が正しければ、ステステ/SeXはレギュラー、スペシャルあわせて通算11回やったんだけど、ノルマの60人を下回ったのは1度だけ。そん時も59人で1人足りないだけだったから、俺が客として金を払う形でことなきを得た。

当時はパーティーが終わるたびに「また60人そこそこかよ、しょっぺぇなぁ」なんて凹んだもんだけど、いまにして思えば、浜松みたいな田舎でだよ、それも2stepなんかwのパーティーにさ、毎回そんだけお客さん来てたんだぜ。逆にそれ、すごくねぇ?

まぁ要するに理想が高すぎたんだな。なんつっても、あの頃は雑誌やネットで見たロンドンアコガレ、アヤナパアコガレがパンパンに膨れ上がってたからさ。あと、やっぱヴァージンの時の200人ってのが最初に来ちゃったからね。あれをその後も追い求め過ぎちゃったのかなぁ。

同じように名古屋も大変だったことを、ズッキーさんのこのツイートで教えてもらったんだけどさw RT @zookie_xlntz: マチャに感謝。800人が2ステップで踊ってたw奇跡。 RT @machanakamura 伝説の夜です。自分DJ史では。

さて困った、こっから先資料がないぞ。9月には名古屋で「GARAGEEE」の第5弾、大阪では「Jumpin'Jumpin' 」の第2弾があったようだ。前者は行ったな。後者は俺行きましたっけ?「GARAGEEE」はこっからマンスリー開催になったのかな。

いまはi-depのナカムラさん、AGOくん、g-tonのライヴがあった時でしょう?あれ良かったなぁ。まるでWookieがフォーツー作ったみたいなトラックあったよね。次の日、興奮してナカムラさんにメールしたんだよあん時。あんたはエラい!きっと大物になる!って(脚色あり)。当たったね。

資料がないのでこっからはびゅんびゅん行きます。10月にはうちらの新生SeXがあった。この時からクルーにHuckaさんとKooketsuが加わったんだ。これで、浜松の2step DJは全員SeXに集結した!…って、あれ?OSUGEEEは? 

俺の付き人として、あんだけ全国の2stepパーティーを渡り歩いて、それでもまだ目覚めてなかったのか?いや、違う。夏前には自分で2stepのパーティーを立ち上げようと企んでたな。そしてそのパーティーはOSUGEEEの素性を知った店側からキャンセルされたのだった。

>いいね、ネタバレ担当の役どころつかんできたな。 RT @osugxxx: @djnegligee スキルが追いつかずSeXには未加入。でも一度だけ森さんの・・まだ先ですか??

10月のSeXには急遽今井さんが参戦することになった。今井さんはこの頃「Battle」のほかに「ARK」というブレイクビーツパーティーを青山「蜂」などでレギュラー開催していた。それを11月にプラネットカフェで開催することになったのだ。

4月のステステの時、今井さんたちと一緒に「ARK」のオーガナイザーであるDJ dubwiseこと(サガラ)アキくんも来浜して、プラネットのことをとても気にいったらしい。そこで店や俺と打ち合わせを重ねて、11月の開催に漕ぎ着けた。

今井さんはその告知を兼ねて10月のSeXでプレイすることになった。時間にして30分ほどだったが、貫禄のプレイだった。ちょうど同じ頃に発売された若杉さん監修のミックスCDでも聴けるように、今井さんがかけると歌ものでもゴリゴリのブレイクビーツに聴こえた。男前だった。

>全国のDJやステッパー(つよろう&ユキ姐夫妻も!)がコメントを寄せたチラシ、うちにいっぱいあります。 RT @zookie_xlntz:『ULTIMATE GARAGE & BREAKS』!!!!

11月に「ARK」があったからだろうか、SeXは12月には開催されず10月で筆納めする運びとなった。いや、実は店から切られかかってたのかもしれないwノルマをギリギリクリアしてたとは言え、ほかの週末パーティーのいくつかは動員規模が100人を超えていたからだ。

11月のハイライトは何と言っても11月22日(木)の「Jumpin'Jumpin'」第3弾、Zed Bias来襲の巻だろう。これには俺もHuckaさんもクラブ「Second(以下セコンド)」のオープンと被っちゃって行けなかったんだよね。悔しい!どんな感じだったか、行った人呟いて!

AGOxlntz こんときはオレ、ホント勉強になりました。チマチマした上げ下げとか考えてないブっといDJで。

そんなわけで、2001年11月の浜松でのハイライトは、やはりクラブ「セコンド」のオープンだろう。既出の「ARK」はセコンドオープンの前の週の開催だったんで、その余波をモロに受けてしまった。100人以上を動員したが、それでも目標には遠く及ばなかった。

>あっ!ちょうど今日→11月22日はセコンドがプレオープンした日だ!9周年おめでとうございます。

セコンドの開店日が判明したのは、既に「ARK」の開催日が決定してからだった。先に分かってたら回避したのになぁ。「ARK」クルーにはなんか申し訳ないことをした。セコンドの構想を俺が知ったのは、だからけっこう直前になってからだね。楠木社長から電話があったと思う。

酒でも飲もうと呼び出されて、そういうわけだから協力してくれと頼まれた。ISAOもいたな。多分俺が電話で呼んだんだろう。社長とサシで飲むのはいろんな意味で危険すぎるからなw俺もその場では、もちろん協力すると約束した。だが、そう簡単には行かない風向きになってきた。

こっから先はUKガラージとは関係ないから大幅に省略するが、簡単に言うとこういうことだ。2000年にチョイスというクラブが閉店してから、浜松で様々なジャンルのパーティーが常時開催される箱はプラネットカフェだけになった。

ハンボルトという老舗クラブもあったが、こちらはジャンルやプレイするDJが限られていた。そのためチョイス閉店後は、そこでプレイしていたDJたちの多くがプラネットカフェへ流れることになった。

>310masaaki 自分もその一人でしたw

>matv_ @djnegligee チョイス!が終わって動けなかった1人です。トレンチもチョイス!も音楽以外が楽しかった、が僕の結論でした。クラブカルチャー転換期だったかな?

そしてセコンドがオープンすることになり、チョイス育ちのDJたちはこぞって参加を申し出た。しかし、プラネット育ちの人間はほとんど参加しなかった。店側から圧力がかかったわけではない。少なくとも俺にはなかった。

浜松のクラブシーンはいつからかプラネット派とチョイス派の二大派閥に分かれていたのかもしれない。それに当てはめるなら俺はプラネット側の人間。空気を読めば普通は動くな!だろう。しかし、長年の友人である楠木社長との男の約束を反故にするわけにもいかなかった。

結局、俺はセコンドではレギュラーパーティーを持たず、金曜か土曜が第5週まである月だけそのどちらかで不定期のパーティーを打つという、自分でもよく思いついたなという落しどころを見つけたw だが箱は違えどやることはひとつ。もちろんUKガラージだ。

>両店の名誉のために書いておくが、現在はDJたちは何の制約もなく両店でパーティーを打つことができる。いや、本当は当時も制約など何もなかったのだ。ただ、DJたちの方が派閥にとらわれすぎていた。遠い遠い昔の話だな。

2stepではなくUKガラージ。この頃にはもう、俺も当時自分がプレイする音楽の傾向をそう呼ぶようになっていた。既出の通りフォーツーの出現がキッカケだが、ほかにもこの時期には後のグライムやダブステップ、ベースラインハウスの登場を予感させる音源が出回り始めていた。

それまでは「チャラい」2stepが主流だったUKガラージが、ここへ来て一気に多様化し始めた。いや、もともと多様だったものがこの時期(2001年秋)までに顕在化したというべきか。

俺の中でそれを象徴するのがこの曲。Platinum 45 feat. More Fire Crew「Oi!」(2001年)。これも間違いなくテストに出るな。



ちょ、More Fire Crewかっこ良すぎだって!グライムの元祖とか言われるSo Slid Crewなんて、これに比べりゃチャラいもんだ。嫌いじゃないけどね。特にLisa Mafiaとかw「Oi!」はもうグライムにしか聴こえん。完全無欠のクラシック。

ダブステップのルーツについては、たとえばZed BiasやプロデューサーチームのDNDのように初期からシーンを支えてきた大御所もいたが、この時期にはSirus、Menta、DJ Narrowsといった気鋭の極悪人どもが一気に台頭してシーンを震え上がらせていた。

>他にもダブステップのオリジネーターとしてよく名前が挙がるEl-B、Horsepower Productionsも2000年にデビュー済み。

Sirus、Menta、DJ Narrowsには4つ打ちのトラックも多かったから、後のベースラインハウスのルーツと見なすこともできるのかな。このあたりは、俺よりeraguruさん、AGOくん、ズッキーさんに聞いた方が良さそうだね。あと、いま調べたらSirusだけがちょっと古参だった。

じゃあ、そんな当時の空気を伝える極悪非道トラックを1曲。DJ Narrows「Saved Soul」。これは2001年夏のリリース。



>若杉実さん情報によると「Saved Soul」は事故で死んだNarrowsの友人への鎮魂歌だそうです(同様の記述は『超ハウス・ディスク・ガイド』の中で若杉さんが担当した「UKガラージ」の項に掲載された同作のレヴューにもあり)。冒頭の長いモノローグと重く暗い曲調(もちろんタイトルも)はそういう訳だったんですね。

とまぁ、そんなわけでシーンの凶悪化とともにガラージDJはますますモテから遠ざかったということで今回は〆にしましょうか。

(つづく)

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